2016年10月15日土曜日

昭和42年、西戸田養護学校作文集 (2)

「西戸田の里」に掲載されています西戸田養護学校作文集の第2回目です。


「あんせい」  小3  E・Y

ぼくは、あんせいのとき
たいくつや。
いつも本を読んでいるんや。
先生の、くつ音がする。
さっと、ふとんの中に
もぐるんや。
でも、先生は知っている。
「これ、E 君。」
こわいかほでにらまれる。
「あんせい、しなさいよ。」
「はい。」
へんじしてからもどきどきする。




「あんせい」   小4   H・H

ぼくは、あんせいがきらいだ。
あんせいしないで、なおったらなあと、
いつでも思う。
あんせい中に、
少しぐらい本をよんでもいいんだったらなあ。
たいくつせずにあんせいできるのになあ。
ぼくは、早く、けっかくがなおって、
家にかえりたい。
やっぱり、あんせいしようか。



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