昭和32年はどのような時代だったのか、少し調べてみました。先ず神戸市立少年保養所における昭和32年の最大の出来事は、結核予防会総裁であられた故秩父宮妃殿下が11月8日、保養所においでになった事でしょうか。
少年保養所発行 十年のあゆみ より
ベッドの上に正座し、お迎えした事を鮮明に記憶しております。後の神戸市長宮崎辰雄氏も同行されました。
神戸市における昭和32年はと云いますと、4月24日 花時計が始動。5月10日須磨水族館が開館。9月18日須磨浦ロープウェー開業などがあったようです。 また日本における昭和32年の出来事と云えば、1月、日本初の南極観測船「宗谷」が南極大陸に到着し、南極越冬基地が建設された事でしょうか。この宗谷号は、東京お台場の「船の科学館」に展示されております。
さらに世界における昭和32年の出来事においては、10月、ソ連が人類初の人工衛星スプートニク号の打ち上げに成功し、アメリカとソ連の宇宙開発競争が始まった事が特筆されます。
東ドイツとチェコスロバキアの記念切手
すべて64年も昔のお話です。