2015年10月3日土曜日

西戸田の里 (2)

 昭和42年、西戸田養護学校発行の「西戸田の里」の第2回です。今回は、「1年のあゆみ」の前半部分を掲載させていただきます。

 1年のあゆみ
 始業式、入学式
 年度はじめの気分でいつもの集会よりひきしまった感じ。今年の西戸田丸の出発は児童総勢75名。療養しながら学ぶことの意義を年度はじめに強調される校長。10才の差をもつ子らにのみこませることのむずかしさ、心なしかいつもより緊張の面持ち。
 始業式の次は入学式と続く。新1年生2人が校長先生によばれて3歩前進。「みんなとなかよくべんきょうしたり、あそんだりするように」と。一同はくしゅ。時に4月7日9時30分。外は晴天そよ風。
 
  PTA総会
 1.期日 4月24日(日)
 2.場所 家庭科室
 3.集まった会員数 約55名
 4.順序
   ①はじめのことば
   ② 会長あいさつ
   ③校長あいさつ (新任職員紹介)
   ④所長あいさつ
   ⑤議事   ・40年度会計決算報告
          ・新役員発表
          ・新旧職員あいさつ
          ・41年度予算審議
   ⑥おわりのことば
 5.幹部役員の氏名、次の通り
     会長    岩佐光三
     副会長  竹中 嵩
       〃   高渕久男

 夏期学校
 保養所への協力の一助として例年のとおり夏期学校を開くことにした。即ち夏期課外日中の16日間を午前中職員が交替で児童生徒の指導にあたった。
 教科の復習、放送による学習等により知識の拡充をはかるとともにいっぽう写生会・音楽会・紙芝居・わなげ・ボーリング・レコード鑑賞・ホークダンス等レクリエイション的な面にも意を払い特に講師を招いての奇術やお話しの会は好評であった。とまれ有意義であったという反省をいただきつつ夏期学校を終了し得たことをうれしく思う。

 天文科学館と子たち
 「今年のバス遠足は、明石の天文科学館」と聞かされると、「なあんだ、しょうもない」と期待はずれした声がつぶやかれた。しかし、子供たちは、日が近づくにつれ、楽しみにするようになった。運悪く今にも降り出しそうな空模様。子供たちは、どうなるのかと心配そうな顔。しかし、「行く。」と聞けば、雨雲をも吹っ飛ばしそうなうれしげな顔に一変。館内ではプラネタリウムによって写し出される星、説明されていく広大な宇宙の話に驚嘆していた。

 みかん狩り
 10月以来楽しい行事が相次いで、その興奮もさめやらぬ時に思いがけなくも、丸井パンのみかん園より特に本校の子供達に無料招待があった。11月6日午前10時半出発、曇天でうす寒い日であったが皆胸にみかん園の記章をつけ、張切って2台のバスに便乗、北古口で下車した。みかん園はすぐそばであった。みかんは子供の背丈位であったが、沢山実をつけ食べ頃で皆よく注意を守って、大変楽しい行事であった。昼食後1時間後全員無事帰校。不参加者には持ち帰ったみかんを分けた。
 


 


     

 

2015年10月1日木曜日

西戸田の里 (1)

 2ヶ月ほど前に藤原さんから、昭和42年3月発行の「西戸田の里」という小冊子を送っていただきました。いわゆる「学校だより」なのでしょうか、西戸田養護学校の第1号のようです。貴重な資料をありがとうございます。10月中に、4回に分けて掲載させていただきます。


 先ず、目次の一番最後にある、「西戸田里の会」の記事から始めたいと思います。


 西戸田里の会

 1本年度の里の会
日時 41年11月6日(日)
行事 
 ・運動会
 小規模ながら退所生を交えて、他校では見ることのできない西戸田独特の運動会でした。
 ・県警ブラスバンド
 県警の御厚意で「星条旗をかかげて」「童謡メドレー」「民謡」など熱のこもった演奏に時間のたつも忘れて、一同耳を傾けました。
  ・宝さがし
 退所生が、在所生を慰問するために計画されたもので、低学年の子どもが宝を探しえずに、まごまごしていると、退所生がそばへ行き、一しょに探してあげたりする和やかな風景があちらこちらに見受けられました。在所生に続いて退所生の宝探しも場所をかえてやりました。

 2西戸田里の会のあゆみ
 昭和25年以来の退所生が500人近くなったのと、同窓会を開いてほしいとの退所生の要望に答えるため、昭和30年本校の5周年記念として健康調査をやり、11月6日に第1回目の同窓会として発足、しかし、同窓会といえば一般学校と同じく学校だけの感じがあまりにも強すぎるので、いろいろな角度から検討して31年度より西戸田里の会と名づけられた。
 当時は退所生の中から人を選んで、全市を二区単位四会場に分けてそこに集まり、人数を割りあて職員と共に家庭訪問をして健康調査をし、学校との連絡がつくよう固めた。
 退所生といっても社会人ではないので、入所生の父兄の山根節男氏に初代会長をお願いした。38年にはそれぞれ社会人になった人も、大学生もいるので、本当の意の会長をとの声がたかまり、自主的に亀井克之氏が受けてくださった。その間、会長、役員、学校保養所職員の尽力によって、子ども自身の自主的な積極的建設的なよりよい里の会へと発展しつつある。特に38年度より里の会だけでなく、退在所生を交えた運動会をやるようになったのは、双方の結びつきから考えてとても喜ばしいことだと思う。
 会長も41年11月に改選があり、3代目会長に安田三治氏、副会長に大西晃佑氏ときまった。今後の活躍を期待したい。

 3 里の会会員の現況
 4 現在在所人員


 あとがき

 立春の声を聴いて旬日、寄せられた原稿を編集しながら、人の力、人の和といったものを心に強く感じた。この一年の本校の歩みについての記録であり、やがては沿革となり、同窓会員の鎖となることを念願しながらあとがきとする。 


2015年9月1日火曜日

西戸田の草花 9月 その2

 西戸田におりました1年間の療養生活のなかで、その大半の期間、振角さんの後を追いかけて、周辺の山を駆け巡っていたように思います。保養所内のわずらわしさから逃げ出して、幸せな時間を過ごしておりました。その頃の私は、木を見て、森も見て、山もしっかりと見ていましたが、草花は見ていませんでした。
 今回も、2012年9月撮影 の西戸田の草花です。




ヘクソカズラ  2012年9月  

ツユクサ  2012年9月

キキョウ  2012年9月

ペラペラヨメナ  2012年9月

ハナショウブ  2012年9月

トキリマメ  2012年9月

梶の木  2012年9月

ハゼの木  2012年9月



    



2015年8月1日土曜日

西戸田の草花 9月 その1

 少年保養所に居りました頃は、草花に何の興味も示さない小学5年生の少年でありました。60歳を過ぎ、西戸田同窓会が始まって以後、何度か西戸田を訪れた時、傍らに咲いている草花に気づいたのは、偶然だったのでしょうか。今回、少し名前も調べてみましたので、数回に別けてご紹介させて頂きます。

センニンソウ 2012年9月

自生のアサガオ  2012年9月

オシロイバナ  2012年9月

テッポウユリ  2012年9月

スイカ  2012年9月

ヨウシュヤマゴボウ  2012年9月  

ザクロソウ  2012年9月

アキノエノコログサ  2012年9月

オヒシバ  2012年9月




        



2015年7月10日金曜日

辻写真館 (2)

 辻写真館の第2回目です。どうぞお楽しみください。

前列左より 辻さんと中谷兄弟

中谷兄と

中谷兄

講堂

中谷弟と

中谷弟と



米田さん





2015年7月1日水曜日

辻写真館 (1)

 6月7日に開催された第4回西戸田同窓会に、前回に引き続き、横浜から辻さんが参加して下さいました。その際、辻さんが在籍されていた昭和27、28年の西戸田の写真を、ご提供いただきました。2回に別けて掲載させていただきたいと思います。先生方の懐かしいお姿、当時の建物など、どうぞご覧ください。(一部、昭和30年撮影の写真が含まれています。)

左から山崎、山風、永井先生と、辻さん、中谷弟

左から増本、永井、大島、山崎先生と辻さん  昭和30年

お兄さんと


お父さんと  本館前


渡り廊下



中谷さんのおばあさんと、左より一人おいて中谷兄、辻さん、中谷弟



昭和30年


お母さん  昭和30年


2015年6月8日月曜日

第4回西戸田同窓会

 三木さんからの第4回西戸田同窓会の報告です。

 6月7日に明石キャスルホテルで第4回西戸田同窓会を開催しました。昭和51年に中学3年生だった越智さんと北浦さん、昭和51年に中学2年生だった藤島さんの3人組、そして昭和33年に小学5年生だった高和君の4人が新しく加わってくれました。自己紹介からワイワイガヤガヤと楽しい時を皆で過ごし、その後西戸田跡地を訪問し
ました。新たに藤原夫妻も加わり、昭和47年卒業生による記念のモニュメントがまだ残っているとの事で、藤原さんの案内で山に分け入り、モニュメントの前で集合写真を撮影したり、ため池も眺めながら懐かしい頃を思い出しました。

昭和47年卒業記念碑の前で


昭和47年卒業記念碑の前で


 明石では有志が居酒屋で反省会、皆さんのご協力で有意義な会合になり感謝しています。ありがとうございました。