2013年9月10日火曜日

十年のあゆみ その1

 神戸市文書館というところで、神戸市立少年保養所、西戸田小・中学校が昭和36年にまとめた、「十年のあゆみ」と言う小冊子を閲覧できる事がわかり、神戸まで出かけてきました。そもそも、この「西戸田の四季」の第一回目の記事「西戸田の一日」は、この「十年のあゆみ」からの引用でした。今回、それ以外の記事や写真や図表など、総ての内容を得ることができました。何回かに別けて、順次ご紹介して行きたいと思います。この小冊子は、原口忠次郎、神戸市長のお言葉から始まるのですが、勝手ながら少し順序を変えてご紹介したいと思います。里の会と育友会の事を記載したページがありますので、ここから始めてみたいと思います。


 
里の会
 昭和30年11月6日第1回総会を開いて、発足したこの会は、以来、毎年秋の菊の頃、総会を持って、6年を重ねる。けだし、かって「西戸田の里」で、療養生活を共にした者たちが、むかしを懐かしみ、在所生をはげます目的で、結成された会である。会長は山根節男氏、第1回総会で就任以来今日に至る。

里の会


育友会
 育友会は、昭和26年5月20日に誕生した。一般学校の場合と同じ目的で結成された学校後援団体で、陰に陽に、学校のために尽くされる誠意は深く、実った功績は大きい。会長は、第1回総会で、保養所設立に関係の深い伊藤利勝氏が推挙され、今日に至る。役員に、副会長3名、書記2名、会計監査2名、そのほか学級委員数名が、毎年1回の総会で互選されるが、児童の在学平均年数が1年と少しだから、たいてい、その年度中に籍が抜ける。しかし、ここの会員であったことの印象は、いつまでも鮮やかであるとみえ、時にふれて訪れる旧会員も多い。

育友会

 
 

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