食堂は昭和32年末頃まで1寮と2寮の東側にありましたが、昭和33年に講堂1階へ食堂は移転しました。下の写真の後方右側の建物が最初の食堂です。
永井先生所蔵写真より |
内部は、6人がけのテーブルが沢山並び、とても大きな建物でした。さらに東側には調理室が隣接し、カウンターの向こう側には、大きな鍋からあがる湯気や、中で働く調理人の方が見えていました。多くの方が記憶されている「ゆで卵」が、カウンターの上に置かれましたが、この「ゆで卵」のルールが解らない新入所者には、悩ましい光景でした。
昭和32年の秋頃から講堂の東側の空き地で、何やら工事が始まり柵が設けられている写真が残っております。
さらに上の写真より少し後に描いた絵によりますと、ブロックが積み上げられ、建物らしきものが出現しております。この工事は講堂1階に食堂を移転するための調理室の工事でありました。「十年のあゆみ」によりますと、この調理室は隣接する新浴室とともに、昭和33年5月20日に竣工したようです。
講堂1階食堂 十年のあゆみより |
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